山でのファーストエイドについて②
勉強してみましょう!
4. 山でけがをしたらどうする?
5. 山で多いけがや病気(ファーストエイド)
4.山でけがをしたら
ファーストエイドに必要な7つのステップ
1. 状況把握
2. 安全に遭難者にたどり着く。
3. 遭難者に対して緊急救助、生命維持に必要な
ファーストエイドを行う。
4. 遭難者を保護してあげる。
5. ほかにけががないことを確認する。
6. つぎに何をすべきか計画をたてる。
7. 計画を実行し、引き続きファーストエイドを
おこなう。
5.山で多いけがや病気のファーストエイド
けが
切りきず、すりきず
対処…切り傷は消毒し、軽い血止め 擦り傷は消毒し軟膏を塗る。
予防…手袋・長袖などを着る。
骨折の見分け方
患部が不自然に変形している。
腫れて、痛みが激しい。
骨が突き出ている。
骨折の固定のための注意事項
出血や傷のある場合は、その手当ての方を先に行います。
骨が傷口から突き出ている場合は、骨の先に触ったり、押し込んだりしてはいけません。
むやみに動かさないで、固定してから動かします。
骨折部の上下の関節が動かないように固定します。
変形は直しません。
血液の循環を確認するため、指先などは出しておきます。
固定した箇所に隙間がある場合は、その間にタオルなどのやわらかい布を入れて固定します。
骨折かどうか迷ったら、骨折として扱います。
捻挫や打撲の応急処置
「RICE(ライス)療法」を行うといいとされています。
R (REST=安静)……患部を動かさないで安静にして休む。足にはストックなどを使う、腕は三角巾で吊るなど体重をかけないこと。
I (ICE=冷却)…炎症を抑え、痛みをとるため、患部を中心に広めの範囲で、水などで冷やす。
C (COMPRESSION=圧迫)……内出血や腫れを防ぐため、スポンジや弾力包帯、テーピングで患部を圧迫して固定する。
E (EREVATION=高挙)……患部を心臓より高い位置に保つことで、内出血や腫れを防ぐ。
やけど
日焼けと雪盲
症状…日焼けの場合は水泡や痛み・雪盲は目が充血や涙が止まらない。
対処…これ以上ひどくならないようにする。
日焼けの手当て症状に応じる。
雪盲の場合はコンタクトをしているようなら、はずす。
目薬・サングラスをかける。
予防…日焼け止めをこまめにぬる・帽子・サングラスをかける。
人体に対する寒気・暑熱・高所の影響
低体温症(軽症)
症状…寒さを訴える・ふるえる・手を使う作業が難しくなる・無関心
対処…濡れた衣服を着替えさせる・帽子をかぶせる・ファスナーを
しっかりしめる・暖かい環境にしてあげる・意識がしっかり
しているなら、温かい飲み物や食べ物をあたえる。
精神的に元気つけてあげる。
予防…熱の喪失をふせぐため、よけいな汗をかかないよう衣類の調整
・頭、首、手を直接寒気にさらさない・重ね着をして熱の層を
つくる
凍傷(深部性)
症状…青白く、くすんだ色になり、ろうのようで、さわると硬い
対処…低体温症になっている場合には、まず低体温症の治療に専念
する。
予防…十分な衣類を着る・手袋は5本指のものよりミントがよい・
寒気がきびしく強風の場合は目出帽をかぶる。血液の循環を
よくするためゆったりと、靴紐をきつくしめつけない。
熱中症
症状…汗がでなくなり、体温の急上昇、攻撃的になったりする
対処…風通しの良い日陰に移動、ぬれタオルを体にかけあおぐ、
意識がある場合には少しずつ水を飲ます。
予防…熱のにげやすいウェアをきる。
急性高山病
症状…吐き気・頭痛・めまい・咳 じっとしてもつらい。
対処…規則ただしく呼吸をさせる・アスピリンの薬をのます、
安静・昼間なら500mくらい高度を下げる。
予防…炭水化物の食事を十分にとる・アルコール、カフェインは
さける・十分な水分をとる。
へび、昆虫などにさされる
へび、はち、蚊、くも
対処…ポイズンリムバーの活用・毒を吸い出す。
予防…へび・ハチ・蚊・くもの生態を知ろう。
命にはひびかないが、つらいこと
靴づれ
対処…水膨れができたら、針を火で消毒し穴をあけ水抜き、大きめの絆創膏
予防…あらかじめマメができやすいところに粘着テープをはって
おく・下山時に着く紐を結びなおす。
歯痛
対処…アスピリンなどの痛み止めをのむ・辛いもの、熱すぎたり、
冷たすぎる食事をさける
予防…マメに歯医者にいこう。
下痢
対処…とにかく用をたし、水分補給・薬を飲む。
予防…現地の水を飲まない。飲む場合には、一分間煮沸する。
食事をする前に手を洗う。
頭痛
対処…アスピリンなどの痛み止めをのむ・一休み
予防…頭痛の原因は様々、脱水・太陽光線・寝不足・飲酒・首の筋肉
の硬直などに気をつけよう。
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